controls対応やUI改善した「Auto Video Play & Stop」ver1.5リリース

スクロールで動画を自動再生・停止ができる自作プラグイン「Auto Video Play & Stop」 アップデート情報

2025年4月12日追記

ver.1.5で追加した機能の制御処理の影響で、controls属性が付いていない動画が正常に自動再生・停止できない不具合が発生することに気づいたため、修正したver.1.5.1をこっそりリリース。お手数ですが、最新版にアップデートしてお使いください。

WordPressの投稿や固定ページに埋め込んだ動画(videoタグ)を、スクロール位置に応じて自動再生・自動停止させるプラグイン「Auto Video Play & Stop」を、ver.1.5にアップデートしました。

このプラグインはもともと、自分の運営サイトのために「必要最低限の機能があればいい」と思って開発したもので、設定画面も説明も正直かなり自己満足なつくりでした。それでも導入してくださる方がいらっしゃることを知り、機能や使いやすさに関するご要望をいただく中で、「もっと丁寧に作り込みたい」という気持ちが芽生えたことが、今回のアップデートのきっかけです。

ver.1.5では、controls属性付き動画への対応や、設定UIの改善、入力バリデーションの強化、説明文の見直しなど、気づいた範囲での改善を一通り加えました。これにより、以前のバージョンよりも幅広いケースに対応でき、初めて使う方にも扱いやすくなっているかと思います。

「Auto Video Play & Stop」ver.1.5は、以下の記事ページ内からダウンロードできます。

「Auto Video Play & Stop」は、シンプルな設定で動画のUXを最適化できる、軽量・実用的なプラグインです。ぜひこのver.1.5へのアップデートを機に、お試しいただければ幸いです。

主なアップデート内容(ver.1.5)

controls属性付き動画の再生に対応(オプション)
これまで自動再生の対象外だった、ユーザー操作可能なcontrols属性付き動画も、オプション設定により自動再生・停止の対象に追加可能となりました。
※一部のブラウザ(特にスマートフォン環境)では、controls属性が付いた動画の自動再生は制限される場合があります。

「しきい値」設定UIを改善
再生・停止の条件となるしきい値を、「動画の高さ」または「ビューポートの高さ」のいずれかで指定可能に。設定に応じて入力欄のグレーアウト表示も切り替わり、より直感的に使えるようになりました。

JavaScriptにバリデーション追加
設定された数値が不正な場合でも、デフォルト値(50%)にフォールバックするよう、isNaN()による入力チェックを追加。予期せぬ動作の防止にも配慮しています。

設定画面のUI・文言を整理
設定画面の項目名や説明文を見直し、上級者向けオプションや注意点を明確化。初めて導入する方にもわかりやすいよう構成を改善しました。

プラグイン説明文(Description)を刷新
プラグイン一覧に表示される説明もより簡素かつ機能が伝わる内容へと刷新しました。

必須バージョン情報を明記
プラグインのヘッダー情報に、動作環境の要件を明記しました。
WordPress:5.5以上
PHP:7.4以上

導入・アップデート方法

本プラグインは、WordPress公式ディレクトリではなく、自作プラグインとして当サイトでZIPファイル形式で配布しています。以下の手順に従って、管理画面から簡単にインストールできます。

初めて導入する場合

  1. プラグインをダウンロードして保存
    「Auto Video Play & Stop」のプラグイン(ZIPファイル)をダウンロードしてローカルに保存します。
  2. WordPress管理画面にログイン
    ダッシュボードにアクセスし、管理者権限でログインします。
  3. [プラグイン]→[新規プラグインを追加]をクリック
    サイドメニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」を開きます。
  4. プラグインのアップロード
    画面上部の「プラグインのアップロード」をクリックし、ローカルに保存しておいたプラグイン(ZIPファイル)を選択し、「今すぐインストール」を押します。
  5. プラグインの有効化
    インストールが完了すると「プラグインを有効化」ボタンが表示されるので、ボタンをクリックして有効化してください。

アップデートする場合

  1. プラグインをダウンロードして保存
    「Auto Video Play & Stop」のプラグイン(ZIPファイル)をダウンロードしてローカルに保存します。
  2. WordPress管理画面にログイン
    ダッシュボードにアクセスし、管理者権限でログインします。
  3. [プラグイン]→[新規プラグインを追加]をクリック
    サイドメニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」を開きます。
  4. プラグインのアップロード
    画面上部の「プラグインのアップロード」をクリックし、ローカルに保存しておいたプラグイン(ZIPファイル)を選択し、「今すぐインストール」を押します。
  5. バージョンを確認してアップデート
    インストール済みの環境の場合、「このプラグインはすでにインストールされています」というメッセージと、「アップロードしたもので現在のものを置き換える」ボタンが表示されるので、ボタンを押してアップデートしてください。

※FTP経由による新規導入やアップデートもできますが、WordPressの管理画面から行う方法が簡単です。

「Elementor」などの一部のプラグイン環境での設定について

「Auto Video Play & Stop」は、投稿本文に含まれるvideoタグの存在をもとに、自動的に動画制御用のスクリプトを挿入する設計となっています。
しかし、「Elementor」や「SiteOrigin Page Builder」など一部のページビルダー系プラグインでは、投稿本文がWordPressの通常の構造とは異なる形で構築されるため、動画が検出されず、「Auto Video Play & Stop」の動画制御用スクリプトが出力されないケースがあります。

このような場合の対処方法

WordPressの管理画面内の「設定」>「Auto Video Play & Stop」から、本プラグインの設定画面に入り、「スクリプト出力を常に有効にする」にチェックを入れてください。

これにより、videoタグの有無に関係なく、すべての投稿・固定ページで動画再生・停止用スクリプトが出力されるようになり、「Elementor」などを使って動画を埋め込んでいる場合も、スクロールによる動画の自動再生・自動停止が正常に動作するようになります。

※ただし、動画のないページにもスクリプトが出力されることはご了承ください。

controls属性付き動画の再生を有効にする方法

「Auto Video Play & Stop」では、初期設定の状態では controls属性(再生・停止ボタンなどのユーザー操作用UI)が付いている動画は自動再生の対象外となっています。
これは、ユーザー自身で再生・停止などの操作したい動画に対して、自動再生が干渉してしまうのを避けるための仕様です。

ですが、ver.1.5より必要に応じて、controls属性付きの動画も自動再生・自動停止の対象に含めることができるオプションをご用意いたしました。

WordPress管理画面の「設定」>「Auto Video Play & Stop」から、「controls付き動画も自動再生対象にする」というオプションにチェックボックスを入れ、画面下の「保存」ボタンをクリックして設定を保存してください。

制御対象したい動画(controls付き動画)には、以下の画像を参考にオプション設定を行なってください。

この設定により、controls属性付きの動画も自動再生・停止の動作が行えるようになります。

一部のブラウザ(特にスマートフォン環境)では、controls属性付き動画の自動再生がブロックされることがあります。これはブラウザ側の仕様であり、プラグインの設定とは関係なく無効化されることがあります。

また、音声付きの動画も同様に、自動再生が制限される可能性があるため、再生されない場合は ミュート(muted)属性を付けることも検討してください。

このオプションを有効にした場合、実質的にサイト内の全ての動画が自動再生・停止の対象となります。あらかじめご理解ご了承の上、こちらの設定をご利用ください。

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